Thunderシリーズ アプライアンス

Thunderハイブリッド仮想アプライアンス (HVA)

Thunderハイブリッド仮想アプライアンス (HVA) は、ハードウェアによるアクセラレーションと、ハイパーバイザーによる隔離性を提供し、ハイパフォーマンスなマルチテナントサービスとサービスチェーニングをサポートします。Thunder HVAアプライアンスは、複数の独立した仮想アプリケーションデリバリーコントローラー (ADC) と仮想キャリアグレードネットワーキング (CGN) 機能を単一のハードウェアで提供します。これにより、新規・既存のADC、サーバー負荷分散、セキュリティ、IPv4枯渇対策/IPv6移行の各プロジェクトで、設備投資と運用コストを削減できます。

Thunder HVAにより、IaaSクラウド事業者は、新しいインスタンスをオンデマンドで作成可能で、定義されたポリシーに従って動的にL4-7サービスを追加できる環境を各テナントに提供できるようになります。

Thunder HVAでは、強力なテナント分離、データ分離、および個別のポリシー管理機能により複数のvThunderインスタンスを同時に動作させることで、マルチテナント環境を実現しています。Thunder HVAは、データセンターに最適化されたコンパクトな筐体でハイパフォーマンスなハードウェアとソフトウェアを提供しているため、データセンターのアーキテクチャーと運用をシンプルにします。

機能と利点

Thunder HVAは、クラウドIaaSプロバイダーにさまざまな運用上およびビジネス上のメリットを提供します

  • 運用効率:クラウドプロバイダーは、単一のThunder HVAプラットフォーム上に複数のテナントを設定して、トラフィックを完全に分離しながら運用することができます。Thunder HVAにより、管理を簡略化するとともにパフォーマンスを最適化できます。
  • ハイパフォーマンスな仮想アプライアンス:Thunder HVAプラットフォームに複数の仮想アプライアンスを個別のビジネスアプリケーション/テナント用に完全に分離して設定し、ADCまたはCGN機能と、業界をリードするパフォーマンスを実現するAdvanced Core Operating System (ACOS) を利用できます。Thunder HVAは、SR-IOV(Single Root I/O Virtualization)SSLハードウェアアクセラレーションを利用することにより、CPUを集中的に使用するSSL暗号化/復号処理をサーバーからオフロードし、ネットワークスピードの高速化、レイテンシーの低減、および拡張性の向上を実現します。
  • 高密度のマルチテナントによるサービス統合:Thunder HVAでは、テスト環境や開発環境などの複数の仮想データセンター構成モデルをサポートしています。単一のハードウェアアプライアンスに最大40のvThunderインスタンスをインストールすることが可能となっており、トラフィックを完全に分離したかたちで、同時にさまざまなアプリケーションネットワーキングサービスを実行できます。また、アプリケーションデリバリーパーティション (ADP) 機能とL3バーチャライゼ―ション (L3V) 機能によって、顧客ごとまたはアプリケーションごとにトラフィックを完全に分離しつつ単一のインスタンスで複数の顧客またはアプリケーションにサービスを提供できます。
  • パフォーマンスに関するSLA、コンプライアンス、およびセキュリティをエンドユーザーに提供:Thunder HVAにより、クラウドIaaS事業者は、リソースを完全に分離しながらセキュリティサービス(PCIなどのコンプライアンスを含む)、SLAの制御、冗長性 (HA)、およびポリシー管理を提供することができます。
  • ゼロダウンタイム:各テナントのインスタンスごとで個別にソフトウェアバージョンをサポートできるため、管理プロセスがこれまでになく簡単になります。インスタンスの分離によって、サービスや他のテナントに影響を及ぼさずに、インスタンスごとにパッチの更新やアップグレード、ダウングレードを行うことができます。
  • シングルポイントからの管理と監視:単一の管理制御プレーンを使用して複数のvThunderインスタンスの導入、管理、および監視を行うことができます。
  • サービスとサポートの簡略化:仮想インフラストラクチャーのサポート、アプリケーションサービス、ハードウェアを含めたすべてのThunder HVAコンポーネントは、複数ではなく単一の組織からサービスとサポートを受けることができます。

機能とテクノロジーの例

  • vThunderは、Thunder 3530S HVAで40インスタンス、Thunder 3030S HVAで8インスタンスサポートされており、それぞれのインスタンスでSR-IOV対応の仮想ネットワークと仮想SSLオフロード(NITROX III SSLセキュリティプロセッサーを使用)を分離して利用可能
  • Thunder 3530S HVAで最大合計スループット100 Gbpsを実現。Thunder HVA 3030Sは最大スループット35 Gbpsを実現
  • Thunder HVAアプライアンスではvThunder ADCとCGNソフトウェアバージョンの両方をサポート。両方のインスタンスを同じプラットフォームで同時に実行させながら、一方のインスタンスタイプをオンデマンドで設定可能
  • 管理インターフェイスが強化され、Thunder HVAアプライアンスとインスタンス全体の管理が可能。各仮想アプライアンスのサービスをA10が提供する管理APIであるaXAPI 、GUI、CLIで管理可能
  • vThunderインスタンス内のADPマルチテナントは、最大32のパーティションをサポートできるため、さらに密度を高めることが可能

製品に関するお問い合わせ

仮想ADC(vThunder)トライアル

Thunder HVAによるテナントごとの完全なリソース分離

Thunder HVAによるテナントごとの完全なリソース分離

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