機能

グローバルサーバーロードバランシング (GSLB)

グローバルサーバーロードバランシング (GSLB:広域負荷分散) は、障害時復旧機能と、最適なサイトを選択することのできる高度にインテリジェントなトラフィック転送機能を備えていることから、広く使用されています。A10のGSLB機能は、すべてのThunderとAXシリーズアプリケーション配信コントローラーおよびロードバランサー製品で使用可能です。A10 GSLBのメリットには、柔軟なオプション、シームレスな実装、および卓越した価値が含まれます。

  • データセンターにフェイルオーバーと事業継続性を提供
  • 複数サイトでの配備を最適化
  • ユーザーに最速のWebエクスペリエンスを保証
  • ドラッグアンドドロップのGUIでポリシーメトリックを定義でき、容易な使用と導入を実現
  • 地理的近接性とネットワーク近接性のポリシーメトリックをサポート
  • DNSプロキシーモードとDNSサーバーモードの両方をサポート
  • 同一のアプライアンスでローカルトラフィックとグローバルトラフィックの管理を実行

GSLBの導入形態

A10のGSLB機能では、DNSプロキシーの手法とDNSサーバーの手法から選択できるため、地域情報に基づく負荷分散を世界規模にまで拡張できます。A10のGSLBでは、最適な手法を選択できると同時に、既存のDNSアーキテクチャーへの影響を最小限に抑えながら、アプライアンスの可用性とパフォーマンスをさらに向上させます。

DNSプロキシー

  • DNSサーバー構成を変更せずに、既存のDNSインフラストラクチャーを引き続き使用
  • サブドメインの作成や委任が不要に。既存のDNSが引き続き制御を実行
  • 構成されているポリシーより、必要に応じてA10 ADCアプライアンスがDNS応答を変更。他のすべてのDNS応答は変更されずに通過
  • 動作の仕組み:DNSプロキシーIPアドレスに到達するすべてのDNSクエリーが、既存のDNSサーバーに転送されます。
    • - ルートサーバー上のゾーンの権限のあるレコードが、A10 ADCのDNSプロキシーIPアドレスをポイントします。
    • - DNSサーバーの変更は不要です。

グローバルサーバーロードバランシング (GSLB) 導入例

DNSサーバー(ドメイン用)

  • DNSサーバーモードで、A10 ADCアプライアンスが、要求されたDNS応答について、ローカルのGSLB DNS構成から直接応答します。権限ありまたは権限なしとして応答するように、A10 ADCを構成できます。
  • 動作の仕組み:A10 ADCは、ゾーン全体に対して権限のあるネームサーバーとして設定されています("a10networks.com"など)。
    • - A10 ADCがすべての要求を処理して応答を返します。A10 ADCは、GSLBゾーン内の特定のサービスIPアドレスのアドレス照会に直接応答します。
    • - A10 ADCでは、引き続き、他のタイプの照会をDNSサーバーに転送できます。
    • - AレコードとAAAAレコード(IPv6)以外の複数レコードタイプのサポートには、DNS MXレコード、NSレコード、PTRレコード、およびSOAレコードが含まれます。
    • - 注:A10 ADCは、完全なDNSサーバーの置き換えとしては推奨されていません。

DNSサーバー(サブドメイン用)

  • DNS委任モードで、A10 ADCアプライアンスが、事前定義の委任されたドメインに関して、要求されたDMS応答に直接応答します。
  • 動作の仕組み:A10 ADCは、サブドメインの権限のあるネームサーバーとして設定されています("gslb.a10networks.comなど)。
    • - すべての要求は、ルートサーバーによって、既存のDNS権限インフラストラクチャーに送信されます(この例では、"a10networks.com")。
    • - 既存のDNSインフラストラクチャーには、A10 ADCが権限を持っているサブドメインが含まれます。このサブドメインに対する要求はすべて、A10 ADCに送信され解決されます。
    • - GSLBが必要なサービスはすべて、既存のAレコードの置き換えであるCNAMEレコードがプライマリードメインにあります。たとえば、"www.a10networks.com IN A 10.10.10.1"は"www.a10networks.com IN CNAME www.gslb.a10networks.com"になります。
    • - www.a10networks.comに対するユーザー要求は、A10 ADCによって解決されます。

インテリジェントなGSLB

ローカルサーバー負荷分散とGSLBを単一のボックスで組み合わせるか、専用のA10 ADCプラットフォームでGSLBを個別に実行すると、アプリケーションのGSLB機能を既存のA10 ADC配備で利用できます。GSLBとローカルサーバー負荷分散に参加するA10 ADCはすべて、相互に通信し、データセンターとアプリケーションの正常性情報全体を共有します。

DNSにインテリジェンスを追加することにより、さまざまな要因に応じたアプリケーションの負荷分散が可能です。

ディザスターリカバリー

  • 重要なアプリケーションにハイレベルな可用性を提供
  • アプリケーションの可用性や正常性に基づいて要求を転送

アクティブな往復遅延時間

  • クライアント接続を、応答の最も速いデータセンターに送信
  • pingまたはDNS応答に基づく応答時間

単一のサンプル往復遅延時間(単一サンプル)

  • 単一のサンプルを取得し、このサンプルを無期限に使用
  • 単一のDNSクエリーをGSLBローカルDNSに送信

地域情報

  • クライアント接続を、"最も近い"物理データセンターに送信
  • CVS形式を使用して地域情報サービスと統合
  • サードパーティの地域情報リストをインポート
  • 都市レベルの選択により、選択の精度を向上

加重値

  • クライアント接続を、合計スコアの最も高いデータセンターに送信
  • クライアント接続を、使用可能なアクティブなサーバーの最も多いデータセンターに送信

帯域幅コスト

  • 各サイトの帯域幅使用率を照会
  • 帯域幅使用率が前回の照会時に構成されているしきい値を超えていないサイトを選択
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