機能

アプリケーション高速化

多くのデータセンター事業者が認識しているように、アプリケーション、サーバー、エンドユーザー間のネットワークのすべての側面を制御するのは困難であり、アプリケーションパフォーマンスの大きな課題が伴います。幸いなことに、アプリケーションコンテンツを高速化するのに役立つ数多くのツールと機能が提供されているため、アプリケーション配信の最適化とバックエンドサーバーインフラストラクチャーのオフロードを実現することが可能です。

トラフィックの高速化とインフラストラクチャーの最適化を実現するため、アプリケーションデリバリーコントローラー (ADC) ThunderおよびAXシリーズではさまざまな手法を使用できます。

ネットワークレベルのTCP最適化により、接続の再利用、動的なウィンドウサイジング、TCP多重化を利用して不要なTCP接続を低減

  • コネクションリユース機能では、バックエンドサーバーとの間で固定のTCP接続を確立し、これらの接続を以降のTCP要求に再利用することで、TCP接続のセットアップに伴うオーバーヘッドが軽減されます。この機能では、クライアントごとに新しい接続を開くのではなく、既存のTCP接続が再利用されるため、大きなメリットが得られます。接続の再利用機能では、ADCですべてのクライアント接続が終了され、サーバーへの固定接続が維持されて、この固定接続を使用してすべてのクライアント要求が送信されます。

コンテンツのキャッシング(静的RAMキャッシングまたは動的RAMキャッシング)により、ユーザーエクスペリエンスを高速化するとともにWebサーバー要求を低減

  • RAMキャッシングにより、静的HTTP/HTTPSオブジェクトと動的HTTP/HTTPSオブジェクトをADCのRAM(ランダムアクセスメモリー)に保存できます。初回HTTP要求時にHTTPオブジェクトがキャッシュされ、これらの同じオブジェクトに対する以降のクライアント要求はADCによって処理されます。RAMキャッシングされるため、オブジェクト要求が低減され、バックエンドサーバーでの関連するCPU処理が軽減されるため、必要となる接続数が少なくなります。これにより、HTTP/HTTPSオブジェクト(画像、JavaScript、CSSスタイルシートなど)のクライアントダウンロードが高速になり、サーバーのスケーラビリティが向上します。

圧縮により、転送されるデータペイロードを低減

  • HTTP圧縮は、帯域幅を最適化する機能であり、WebサーバーのHTTP/HTTPSオブジェクトの圧縮を実現します。これにより、使用される帯域幅が少なくなるため、HTTP/HTTPSオブジェクトのダウンロードが高速になります。圧縮可能なオブジェクトの例として、CCS、HTML、JSなどのテキストベースの形式や、.ppt、.doc、.xls、.pdfなどのアプリケーション形式が挙げられます。

SSLオフロード

  • 今日の多くの企業環境では、パケットがネットワーク経由で転送される前に、SSLを使用してデータを暗号化することが必要となっています。SSLオフロード機能を使用すると、クライアントからの暗号化されたパケットの復号化をオフロードできるため、サーバーのオーバーヘッドを軽減できます。CPU負荷を軽減するようSSL処理をWebサーバーで直接実行すると、SSL処理のために大きな負荷が生じて、バックエンドサーバーの全体的なキャパシティが制限される可能性があります。

ThunderとAXシリーズの専用ハードウェア、Advanced Core Operating System (ACOS)、およびアクセラレーション最適化テクノロジーにより、帯域幅の使用が低減され、応答時間が短くなり、アプリケーションサーバーのリソース使用率が軽減されるため、アプリケーションパフォーマンスとユーザー応答時間が向上します。これらのすべての機能により、ローカルユーザー、リモートユーザー、および支店ユーザーで重要なアプリケーションが高速になります。

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